タイ北部の山岳地帯に暮らす少数民族、カレン族が古くから受け継いできた銀細工。その技法は今も変わらず、すべてが手作業で作られています。

手に取るとまず感じるのは、925を超える高い純度による、柔らかな光のにじみ。一般的なスターリングシルバーよりも純度が高いことで、金属にありがちな硬さや冷たさが前に出ず、肌に馴染むような落ち着いた印象を与えてくれます。

面の細かな叩き模様や、縁に沿う刻印は、過剰にならない程度に抑えられたもの。
主張しすぎず、それでいて確かな存在感が残る、装飾を削ぎ落としたトラディショナルな佇まいです。

スタイルを選ばず、季節も問いません。
シャツの袖口からさりげなく覗かせても良いし、スウェットやTシャツに重ねても印象が変わりません。
使い続けるほどに表面の表情が落ち着き、持ち主の時間が刻まれていくタイプのシルバーです。
過剰に主張せず、日々の装いに自然と馴染むバングルです。